カーニバル

「では、そのドアの向こうに50人の負け犬たちが待っています。ようするに脱落者で処刑待ちのみなさんです。人によってはいじわるな約束をするのでお気をつけて。」

「分かった。」

本当は怖いが仕方ない。呪うなら少し前の自分だ。美奈穂は何度も口にした。


ギィーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!


ドアが開いた。中にはたくさんの人がいた。共通しているのは、みんな体の一部が足りてない。今のあたしのように・・・。

「では、スタートです!」

掛け声と同時に走った。30秒以内に誰にするかを決めなくちゃいけない。

「あれ!?」

美奈穂は不思議に思った。いたんだ  一人だけ すべて体がある人が・・・!

「あのぉ。」

この人がいい!!

「私とペアになってくれませんか?」