1週間後、カーニバル当日...。
何も持たずに、出かけた。

そこには、仮面をかぶった男の人が立っていた。

身長がとても高かった。いまにも喰われそうなくらいに不気味な人だった。

「おはようございます。ようこそお越しくださいました。...」
「どうも」
「...恐怖のカーニバルへ!!!!!」
「えっ!」

恐怖と不安で泣きそうな気持ちをおさえて、必死にこらえる。

美奈穂の試練は終わらない。



しばらくすると、零が口を開いた...

「あのドアの先にはあなたの前に参加した人がいます。」

「どういうこと?」

「まあ、見ていれば分かりますよ・・・。ふふ...」

あやしく嗤った零。寒気がする。



ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ





「いやぁー!!!!!」
「どうです?あなたもあの先へいくのですよ・・・。」
「やめてやめて。行きたくない・・・。」
青ざめて震えてしまう美奈穂。目の前で繰り広げられる嘘みたいな状況にただ脅えることしかできない。


しばらくして、零 が口を開いた。

「さあ、楽しいカーニバルの始まりだ!」



そう・・・恐ろしいサバイバルゲーム「カーニバル」のね...。