君と過ごした時間

花鈴は沖田を土方らに任せると階段を降りた。


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俺らが池田屋についたときは既にもう始まっていた。

にしても、なぜ瑠璃がこなかったのだろう。
花鈴が指示をし忘れることなど滅多にないことだ。
それとも花鈴に何か…………?

「いい加減にしろ!」
「!?」

池田屋の二階から花鈴の声がした。
俺はばっと二階を見る。
花鈴の声がしなくなったかと思うと、刀を交える音が響く。

「副長…」

斎藤の静かな、ただ何処かいつもと違う声。

「斎藤、悪りぃがここを頼む。」
「御意」

斎藤の元を離れ、池田屋に入る。
と、もう何人かの死体が辺りに転がっている。

「近藤さん!いる!?」

花鈴の声が響いた。

「花道君!?」
「近藤さん、俺が行こう。あんたはゆっくり休んでくれ。」

今にも二階に行きそうな近藤を止め、俺は駆け足で二階に登る。


階段を登りきり、部屋に入ろうとすると横たわって血まみれの沖田が花鈴の膝を借りていた。

「っ!総司!!!」

俺は慌てて沖田のそばによる。