君と過ごした時間

「ごめん、またせた?」

いつものように振る舞う花鈴に土方はほっと安堵の息をもらす。

「花道君、トシから聞いていると思うが…」
「もちろん、同行するよ。土方さん、会津や所司代にはもう伝をだした?」
「あぁ、出したんだが何もこねぇ。」

もう何度目なのかわからない舌打ちを土方はする。

「…この調子じゃあ、会津も所司代も動かないだろうね。と、いうことだけど土方さん?」

花鈴のどうする?という目をみて土方はにっとわらう。

「決まってんじゃねぇか、てめぇら行く準備はできてんだろうな?」
「「「「「「はいっ!!!」」」」」

意気揚々と返事をする、隊士に幹部らを花鈴は笑ってみる。

「たしか池田屋と四国屋だね。近藤さんはどっちだと思う?」
「そうだな…」
「私は、四国屋だと思いますよ。池田屋は頻繁に使っているようですから」

山南の意見を聞き、さらに近藤からうなりごえをあげる。

「じゃあ、近藤さん。四国屋と池田屋のふたつに分かれよう。そうだな…」

土方は腕を組むと、いい案がでたらしくはっと顔をあげる。

「池田屋を近藤さん、総司、平助に新八そして…花鈴、行ってくれるか?」