「って言っても開けないでしょうから 無理やり開けさせます」 そう言うと、 突然、体が揺れてよろけ 顎を持ち上げられる。 「暴れちゃ駄目ですよ?」 こんなことされて、暴れないわけがない。 「そして、ゆっくり噛んで下さい」 か…噛むぅう!? 意味の分からない言葉と同時に 口の中にコトンと何かが入ってきた 恐る恐る噛んでみるとそれは、硬い木の実 胡桃だった。 そう分かると視界は突然明るくなって 「どうです?」 そう聞いてきた。 どうです?じゃないでしょ!!