梶だ……。 いつ、ここに入って来たんだか。 って!それよりも! さっきの話を聞かれていたらしい 「盗み聞きしてたの?最低!」 私が少し睨むと 「盗み聞きですか? あんなでっかい声で話していたのに? 何でしたっけ? 確か……、 真面目はあくまでも真面目! でしたっけ?」 クスクスと笑いながらそう言う梶に私は顔がどんどんと赤くなる 聞いてたなんて……。 最悪。 感情的に言ってしまった自分を恨む