「まだですか?

僕、そんなに気が長くないんですよ

早くしてくれないともう、許しませんよ?」


あーもう。
本当に……ズルいんだから。


「じゃあ……目、つぶってよ。」


ゆっくりと目をつぶる梶

まつ毛が長くてキレイな顔してるなぁ……。


私はゆっくりと近づいて唇を重ねた。


うわっ、自分からしちゃった

なんて心の中で思って離そうとすると、


「早い。」

と言われ一気に戻される。


「んんーっ!」