真面目くんがネクタイを緩めるとき



「胡桃さん。

一つ言っときます

僕はあなたがどんな所にいようが


必ず助け出しますから。」


え?


「だからあなたは僕の事だけ

見てればいいんです。


よそ見なんてさせませんからね


覚悟しといて下さいね。」


そんな事、言われなくても


よそ見なんか出来ないくらいに

梶に惚れ込んでるのに。


梶は私のヒーローなんだって

そんな事、思うなんて


全然私のキャラじゃない。


守ってもらわなくったって自分で何とか出来るって

前まではそう思ってたのに。


今は、守って貰うのって

誰かに頼るのって


いいかもなんて思ってる。