「でも、美味しそうな名前だ」 はっ? 「あんた胡桃は嫌いって…」 何で、嫌いなものなのに 美味しそうと感じるのか 「嫌いですよ。 ただ目の前にいる胡桃は 美味しいのかなっと思いまして」 その瞬間また、しゅるっと ネクタイを緩めた。 ヤバイ。 反射的にそう思った時にはもう遅く 「捕まえた。 遅いですね、胡桃さん」 にやりと笑う梶がいた。