美影と一緒に帰る帰り道で 「ねぇ、胡桃。 無理承知でお願いがあるんだけど……」 と手を合わせられた。 私がなに?と聞くと美影は恥ずかしそうに答えた。 「実は好きな人が出来て…… その人と今度遊ぶ事になったんだけど 2人じゃ恥ずかしいからお互いの友達連れてこようって言われちゃって……」 なるほどね。 「いいよ!」 「え……でも胡桃には梶が」 「何言ってんの! 友達の事なら協力するに決まってるでしょ。」 私だって美影の好きな人が聞けて嬉しいんだから。