真面目くんがネクタイを緩めるとき



そう言いたいのに涙が邪魔をして言えない。

いつからこんな泣き虫になったんだろう


「どーせ今も色んな男と遊んでるんでしょ?

それでも飽きたらず梶くんにまで手出すわけ?

あんたって本当最低」


違うもん。
今は、そんなことしないもん……。


「それは違いますよ皆さん。」


女子達の中心

顔は見えないけれど、確かに愛しい人の声が聞こえた。


「だって胡桃さん、

僕にゾッコンですよ?」