すると梶はまた言葉を続けた。 「泣かせた奴が言うのもおかしいですけど、 あなたに泣かれるのは嫌なんです」 ちょっと!?どういうこと? さらに頭がついていかない。 「僕が貴方の事、 守ってあげたいって思ったんです」 ちょっと、待って! そんな事いきなり言われても私の頭はもうパンク寸前だって。 「それって何が言いたいか分からないよ……っ」 私は確かにふられたわけで。 それでも守りたいだなんて言ってくれちゃって、 そんな複雑な言葉じゃ、分からない