「今日なる君、休みで良かったね」 「本当、葵といられるし。」 だったら 簡単に裏切られるくらいなら 最初から どっちも必要ない。 友達と彼女を同時に失ったその日から 俺は人と関わるのをやめた。 葵には 【別れよう】 とだけ送って、あとは携帯の電源を切った。 それでも、葵からは何度も話しかけられたがすべて無視した。 学校でも、誰とも話さず勉強をする生活にした。 そして、高校入学を機に前髪を伸ばし 下を向き、ひたすら勉強した。