そのうちに 「あれ、鳴くんっ! 居たなら言ってよー!」 なんて言って俺の存在は疎外された。 言ってよじゃねぇよ。 気づけよ。 「あははー もうー翔太って面白いなぁ!」 「じゃあ、今度どっか遊びに行こうぜ」 「いいよー!」 俺の目の前でそんな会話が繰り広げられる。 鈍感なんだか知らないが、どう考えも おかしいだろ。 そう思ったが、言わなかった。