突き放されたら

悲しいじゃん
泣きそうになるじゃん。



「梶のばかっ……、大バカ野郎

あんた頭いいんでしょ!

勉強出来るんでしょ!

だったら……、

だったら、私があんたの事好きだって事くらい

気づきなさいよ!!」

その瞬間時がとまる。


私は足をとめた梶をじっと見つめた


ついに言ってしまった自分の気持ち。



「冗談ですよね…?

意地でも僕を堕としたいんですか?」