「だって、大事な弟が
自分の旦那に
手出されてるとか
嫌だったんだもん!!」

姉さん、
論点が違うんじゃ……

「残念だったな雅実、
キス以上の事も
とっくに
済ませてるんだよ」

ちょっ、信晶さん
姉さんになんて事
言ってるんですか!?

「それ本当!?」

さっきまで
抱き着いたままだった
姉さんがバッと離れ
肩をギュッと捕まれた。

「ぅ、うん……」

あの日から数えて
どれくらいヤっただろうか?

「信君!!」

こんなに怒鳴った姉さん
久しぶりに見たかも……

「別にいいだろ、
お互い同意の上何だから」

確かにそぉだな。