ライオンさんのペット

悪びれもなくはっきり言い放った和雅さんに、藍沢さんはますます呆れ返っていく。


頭痛もし始めたらしく、こめかみを押さえて悩ましげだ。



「止めて下さい。ゴシップはごめんです。」



「それを何とかするのがお前の仕事だろ。」




「私の仕事は和雅様の秘書です。
ですが、もしそのような事態になれば全力で外部流失を阻止しますが、その前にそのような事態を起こさせないように全力で阻止します。
ですから、今日から瑠唯様と一緒に寝ないで下さい。」




「それは出来ない。
主人はペットと、一緒に寝なければならないものだろう。」




「なんですか、その屁理屈は。」