「ここがバスルームとパウダールーム、あっちのドアがクローゼットルームだ。あと―」





部屋の説明をしてくれていた和雅さんがベッドの直ぐ脇にある扉を指差した。





「あの扉は俺の部屋に繋がっている。何かあったら直ぐに来い。」





「えっ!!和雅さんの部屋隣なんですか!?」





「あぁ、そうだ。なぜそんなに驚く?」





「いや、だって…」





隣部屋なんて、気が休まらないよ…





「お前は俺のペットなんだから当たり前だろ。
それとも一緒の部屋にした方が良いか?」





「い、いえ!!この部屋が凄く気に入ったのでここが良いです!!」