暴れるのを止めると、直ぐに眠気が襲ってきた。





ああ~これ、凄く落ち着くな~

確かに"これは"ストレス感じないかも…





睡魔の訪れと共に、自然と和雅さんに身を委ねると、そのまま私は夢の中へと落ちていった。


だから、唇に温かい温もりが触れたことさえ気付くことはなかった。







「…ほのかに紅茶の味がする。
もっと味わいたいが…これ以上したら起こしてしまうな。」






私はそのまま朝まで眠り続けた…

「瑠唯、おやすみ。」

頭をもう一度なで、ベッドから起き上がった和雅さんが、私の携帯に不穏な視線を向けているとも知らずに。