ってな感じで屋上に向かう私達。
もちろん、会話は0。




ようやく屋上のドアの前についたとき私は汗だくだった。
いや、階段はそれほど疲れなかったんだよ?でも、まぁ、つまりは屋上の鍵掛かってたんだよね~。



当たり前でした。
普通、開きませんよね~!




「ここで……いい?」







あぁ、ゆう…。
気を使わなくても大丈夫だから!




それにどこでもいいし!





「うん。あのね、好きです。付き合ってください!!」






おぉーい!!違うやん!
なぜに?
ゆうとの出会いはすっごーく小さいときだから覚えていません。から始まる予定でしょ!?
最後は返事はいりません。これからも友達でいてください。でしょ!?!?


なんでよー。
また傷つくの?私…





「ごめん。」







ですよねー。
だようねー。
うん、知ってたよ。
わかってたよ。
振られるためだもん。
振られるために告白したんだもん。
  
   



「そっか~。でも、これからも友達でいといてよね?」






「えっ、いや、」






いやー!?
友達ですら無理なわけですかい?
どんだけ嫌われてんだよ私ぃー。
なんてこった。
なんてこったっ。





「いや、いや、今のごめんは、これまでのことに対してっていうか、まぁつまりは俺も好きっていうこと。」







はいはい、もうなんも聞きたくな「えぇ?な、なんだって!?」