「あっ!お帰り~!!どこ行ってたのぉ?2人ともっ!」
「愛…「ごめんね。でも愛には関係ないしさぁゆうたと腕組みながら聞かないでくれるかな?だいたい話すなって言っておきながらどうして二人を近づけようとするの?何、わざと?」
捺の怒った声は正直ビックリしたけど、ちょっぴり嬉しかった。
「わざとなんて、そんなぁ~!私、辛い思いしてるからその分離れられなくてっ。ごめんね、桜。私が悪いんだよね…。」
「気にしないで。しかも、なんも思ってないから大丈夫だよ。イチャついててもどうも思わないから。」
出来るだけ自然にって思ったけど思うようにいかなくて。
だけど、そう言ったときゆうの眉がピクッて動いたの。少しだけ期待してもいいのかな?って相当重傷だ、私。
「そぉー?だって桜さぁ。ゆうたのこと好きだったんでしょ??悪いことしちゃっ「私さぁ、怪しいと思うんだよねぇ~!カウンセラーの先生に聞いたら襲われたら一年は暗くて、自暴自棄になるんだって。知ってた?おかしいよね、あんたとは正反対だね?まさか、自作自演ってことはないよねぇ?」
ずばりと言われた愛の言葉に逃げ出したくなるけど捺が庇ってくれたから逃げ出さなかった。
怪しいっていうのは嘘だと思うけど、きっと誤魔化そうとしてくれたんだよね?
「ひどぉい!私、必死で明るく振る舞ってるのにどうしてそんなこと言うの!?証人もいたじゃないっ!ひどい、ひどいわ!ふぇぇーん!」
あー!やっちゃった。というような顔でこっちを見る捺に、ゆうが一言「謝れ」と言った。
愛花ちゃんに謝れだって。