あれから3日後。
愛は無事に退院した。



そして、それから私はゆうと一言も話していないし、もちろん登下校も別。






「桜!あの後も、お見舞い来てくれてありがとね~!ゆうたもありがとう!!ゆうた本当優しいんだから~♪」





「いいよ、全然。退院おめでとう。」






苦笑いするしかない私の前で愛はゆうにベッタリ。





「ありがとぉ~!これでゆうたともいられる時間長くなるよね~!嬉しいなっ♪ゆうたは?」






「もちろん。嬉しいよ。」






と、優しく笑いかけるゆうにわらわらとクラスメイトが近づいてくる。






「えぇー!?2人ってそういう関係!?」





「てっきり、桜ちゃんと付き合って「やめなよ失礼じゃん。」





「そうだね、ごめんね~。」





「おい、本松~!いつの間にこんななってんだよー!俺らにも教えろよな~!」





「だって恥ずかしいもん。」





「どっちからー!?」





聞きたくない。
そう思ってる私はやっぱり最低で。





「俺からだよ。」






とゆうの声を聞いた私は教室から逃げるように外に出ていた。