「慌てすぎ!!私より慌てるってどういうことなのよ!?なんか、お、お金持ちのパーティーなんだって。か、カップルパーティーとかなんとか…だから、その、えっと、んーっと、だから、そのね?パーティーにね??」
私より慌ててると言ってた割には私より慌ててる様子の捺に助け船をだす。
「誘われたんだ?そのパーティーに!」
「ま、まぁそうなんだけど…。でも、付き合うとかじゃないからね!?その、丁度いい子がいないからだって。」
少し残念そうに言う捺。
「捺~?大丈夫だって!丁度いい子なら普通お金持ちの子選ぶでしょ!?なのに、わざわざ捺を選んだんでしょ?ふふっ。それって絶対、捺のこと好きなんだって!」
私がそう言うと、捺は顔を赤くして「そんなんじゃない…と思うけどねっ?」
と言った。

