さてさて次の日がやってきました。
この日を心待ちにしていた捺は「あぁー!!もう!!緊張しまくるよー!やだ。なんて言われるの!?あー!やっぱ、桜ぁ一緒に来てー」
塀の前で悶絶中。
かれこれ、30分。
「やだよー!ここまでの約束でしょ?ほら、きっと清水君待ってるよ?」
「うぅー。でも…行ってくる。じゃっ。」
と、私に手を振り、塀を登って、勇ましく降りていった捺に尊敬しつつも元来た道を戻る。
「それにしても、清水君の用事ってなんなんだろー?告られちゃうとか!?そんな急展開!?うわぁー!」
と1人顔を真っ赤にしながら鼻歌交じりに教室に入っていく私。
「捺が帰ってくるまで寝てようかなぁ~?」

