「失礼しまーす。」
と小声で言いながらその部屋に入る。
ゆうは丁度帰りの放送をしている最中だった。
「これで、帰りの放送を終わります。」
「ゆーう!」
「うわっ!び、ビビったし…。なんだ、桜か。どーした?」
「うん、あのねっ!ゆうって何で「ちゃーす!
ゆうのすけ~!今日もよかった…ってあれ?」
私の言葉を遮るかのように入ってきたのは、きりっとした美人だった。
「あーれ?邪魔しちゃった感じ??ごめーん、続けていーよーん!」
「あ、いや、大したことではないので…」
といいつつもゆうのほうにちらりと目線を向ける。
「あー、先輩。藤野雅先輩。情報通で、いろいろ世話になってんの。こっちは、幼なじみの桜です。って先輩知ってるっすね。」
え?知ってるって…?
「噂通り可愛いわねぇ~!高校2年の、みやびです!みやび先輩って呼んでねっー!彼氏持ちで、リア充でっす☆えへへ♡」
リア充ってことは!
よかったぁー
ライバル少ないほうがいーもんね!

