堂々と隣の席を手に入れた私。


愛はどうやら一番前のようだった。


捺の隣。
ということは捺は一番前。


ふん!私のことを利用した罰ね!



「あの!」


ゆうの前の女の子が手を挙げる。



ま、まさか!?



「前の方の席がいいんですけど、黒板が見えないので。」




出たぁぁぁ!
もー!なんなのよ!


でも大変なのはこれからだった。


捺は手を挙げて変わりたいと伝える。
しかし、愛も同じことを言ったのだ。


両者のバトル。

勝ったのは当然、愛だった……