あいつに彼女ができました。




やっぱ決めた。
俺はバスケだ。
うん、もうこれは譲れねー!
憧れだぜ!



……………でも。
宮澤は可哀想だな。


「あぁー!もう!わけわかんねぇーし!」



「あれー?ゆうちゃんじゃん☆」



俺のことをこう呼ぶのはあいつしかいねぇな。



「なんだよ、一輝。」



「なにー?ゆうちゃんもバスケ入るわけ?☆」



「まぁ、悩んでんだよ。」