俺、本松雄大。

俺には幼なじみがいる。

名前は桜。


あいつは、ホントに桜みたい。というのは、誰もが振り向くような美人だからだ。


可愛いじゃなくて、きれいというほうが似合う女。



でもちっとも自覚していない。


大抵の男はあいつの男っぽい性格のおかげで、好きになることはないようだ。


だから、ますます自分がきれいだということを知らない。