ゆうたside




なんでだよ。
なんで、俺から桜を奪ってくんだよ。

なんで、話すのもダメなんだよ。


一緒に帰りてぇよ。








でも、俺はこの震えている宮沢の隣にいなきゃならない。
だって、悪いのは俺だから。
だから今日も学校へ行く。



……………………1人で。





「おい、ゆうちゃん☆おっはぁー♬」






こいつだけは本当に今までどうりにしてくれることだけが本当にありがたい。






「ふっ。相変わらずテンション高いな。」








「あぁー!!ゆうのすけぇぇー!あんたねぇ、まぁいいや。明後日、絶対部活に来なさいよ?それまでは来るんじゃないわよ!いい!?わかった!?」






「はぁ?なんで「じゃっ、まったね~!彼氏待たせてんのよ♡あ、かずきんぎょじゃん!おっひさぁ~!じゃ、まったねーん♪」






お、おーい。
本当に嵐のように去っていくんだな。
って、かずきんぎょー!?