目を覚ました時、真夜中で 俺は、泣いていた。 「………、かっこわる…俺……」 体を起こして前髪を掻き上げる。 ヒヨリ、俺は “俺の”として、お前を生かそうと思う。 愛している、大切な人の一部が体の中にある。 俺も不思議な気分だよ、全く。 ……ありがとう、ヒヨリ。 腹を押さえて一滴の涙を零した。