大和くんを初めて意識したのは確か高校2年の頃。

8こ年上の大和くんはそのときすでに24歳。
社会人で楽しそうだったけど、何かに迷ってるみたいだった。


従兄弟とは言っても年に1度しか会わないから殆ど話した事はなかった。

いつでも妹のように可愛がってくれた大和くん。


高校生の頃はその優しさや社会人が持つ大人なところに惹かれた。

2人で夜の海をドライブしたこともあった。

緊張して殆ど会話なんて出来なかったけど、すごく楽しかった。

理由なんて特になくて、
もっと近くにいきたい。
あの頃から、
ただ、それだけだった。

そして私は秋田への大学進学を決めた。