「答えないと…。」 そして、私は目の前で立っている人に向かって告げる。 「…あなたを裏切り者とみなし、削除する。」 裏切り者は始末する。 それがこの世界の決まり事。 たとえ…たとえそれが、今この組織を支えている一人とも言って良い、小さい頃からずっと一緒にいた…最愛の人物、でも。 「イオ、お願い。 お願いだから…、私に………私にあなたを……殺させないで…!」 その間にも炎は会社中を駆けめぐって、騒ぐ声がだんだん大きくなっていっていた。