火が 焼ける匂いがする 震える体の中、両手で握られた拳銃が、カタカタと小さな音を立てた。 「なっ…んで…、 なにをやってるのよイオ!」 薄暗い部屋には私と、対峙して立っている人物しかいない。 周りからは物が燃えていく臭いと、この異変に気付いた人々の騒ぐ声が聞こえてきた。 「ねぇ、イオ! 答えてよ!」 体の震えは止まらず、情けないことに手の中にある銃器も震えが止まることをしない。 その震えを隠すように、私は銃を握り直す。