全く、亀吉というやつはよくわからない変なやつだ。
そんな問答をしながら、梅林家仕様の階段を下っていくと果たして昨日の旅館の一階の踊り場につながっていた。
そこには老若男女様々な人々であふれ返っていた。
中でも、驚いたのは浴衣を着たアメリカ合衆国第26代大統領セオドア・ルーズベルトがいることだった。
何かの折に立派な髭をたくわえた大統領の写真を目にしたので覚えていたのである。
また、なぜか二十六代目であるという細かい情報まで覚えていたのはぼくによくありがちな気まぐれな記憶力が働いたためであろう。肝心な時に働かないのが困ったものであるが……。
しかしながら、実在したという点で一般市民のぼくと共通点を見出だしたようで、何だか敵陣にて味方を見つけたように嬉しく、そしてなぜか親近感が湧くのであった。
そこまで思う自分を妙に思いながら、他にも味方はいないかと探していると、大統領がいたところより少し奥のよぼよぼの翁の隣にワンサイズ小さいのではないかという旅館の浴衣を着た夏目漱石がいた。
七三分けで切れ長の二重、筋の通った鼻などは写真の通りであった。
しかし、さらに驚くことには桃ノ宮旅館の異常にだだっ広い一階の踊り場はどこを見ても少し目を凝らして探せば、自分の知っている日本における古今東西の偉人が大勢いるのであった。
中でも卑弥呼を見つけた時は歴史の教科書に載っていた想像の画像とあまりにも似ていたので、思わず吹き出しそうになった。
そんな問答をしながら、梅林家仕様の階段を下っていくと果たして昨日の旅館の一階の踊り場につながっていた。
そこには老若男女様々な人々であふれ返っていた。
中でも、驚いたのは浴衣を着たアメリカ合衆国第26代大統領セオドア・ルーズベルトがいることだった。
何かの折に立派な髭をたくわえた大統領の写真を目にしたので覚えていたのである。
また、なぜか二十六代目であるという細かい情報まで覚えていたのはぼくによくありがちな気まぐれな記憶力が働いたためであろう。肝心な時に働かないのが困ったものであるが……。
しかしながら、実在したという点で一般市民のぼくと共通点を見出だしたようで、何だか敵陣にて味方を見つけたように嬉しく、そしてなぜか親近感が湧くのであった。
そこまで思う自分を妙に思いながら、他にも味方はいないかと探していると、大統領がいたところより少し奥のよぼよぼの翁の隣にワンサイズ小さいのではないかという旅館の浴衣を着た夏目漱石がいた。
七三分けで切れ長の二重、筋の通った鼻などは写真の通りであった。
しかし、さらに驚くことには桃ノ宮旅館の異常にだだっ広い一階の踊り場はどこを見ても少し目を凝らして探せば、自分の知っている日本における古今東西の偉人が大勢いるのであった。
中でも卑弥呼を見つけた時は歴史の教科書に載っていた想像の画像とあまりにも似ていたので、思わず吹き出しそうになった。


