そして事件から数日後に悲劇は起きた。

倒れていた仲間もみんな幸い軽傷ですぐに直った。

___でも、倉庫には玲央がいなかった。

あれから玲央は玄龍を抜けた。

また平和に戻ったと誰もが思っていた。

…………………だけど

ガチャ

『玲央さんが来ています!!早く下に来て下さい!!』

突然、下っ端がそう伝えて来た。

何で?何をしに?

そんな疑問を抱えながらも私と幹部のみんなは急いで下へ向かった。

するとそこには下っ端が言ってくれた通り、玲央がいた。

時『今更何をしに来た?』

と総長の時雨が問うと、

玲『決まってんじゃねぇーか、お前らを殺しに来たんだよ。』

そう玲央が言った。

その瞳は冷たく、いつもの明るい玲央とは別人のようだった。

玲『お前ら出てこい。』

すると1000人位の人が出てきた。

昴『……なっ!?』

玲『こいつらは全員玄龍に恨みがある奴等だ。』

全員……こんなに?

玲『ククッゲームスタート。』

玲央がそう言ったのを合図に喧嘩が始まった。

和『おい聞けお前らーー!!この喧嘩は幹部と姫だけで行う!!お前らは手出しするなよ!?』

『…はい。』

下っ端は渋々返事をした。