藍「これは今から2年前のこと……
今から2年前、その時中2だった私は玄龍の姫に先代の総長、秀に誘われてなっていた。
仲間と騒いで、遊んで、時には他の族と喧嘩して毎日がキラキラ輝いていて楽しかったんだ。
…あの日までは。
ある日、私はいつも道理に倉庫に行った。
すると倉庫の中には倒れた仲間が沢山いた。
一人を除いて全員が倒れていたんだ。
その一人というのは
幹部の
音田 玲央ーおとだ れおー
玲央だけがただ一人、立っていたんだ。
見渡しても敵らしき人は見つけられなかった。
まさかこれ全部玲央が……?
藍『……これ、お前がやったのか?』
玲『やってない。』
藍『嘘だ!じゃあ敵は何処にいる!?玄龍は絶対に仲間以外倉庫に入れないじゃねぇか!!』
玲『……俺はやってない!』
藍『じゃあ誰がやったんだよ!玄龍の中で総長をやれるのはお前だけだろ!?』
玲『…………っ!!』
玲央は倉庫から出て行った。
藍『待てよ!!』
私も追いかけたけどもう玲央の姿は見当たらなかった。