君と出会った記念日。





「私、好きな人、できたかも…?」




固まった。
目を見開いて、
それまで向けてなかった目を
夏希に向けたまま。

硬直。

「…え?ま、じで、言って…」

振り絞った声。

「マジに決まってンじゃん…。」

顔を赤らめて言う夏希。