君と出会った記念日。


メモ用紙を渡されて、
どうしよう、なんて。

「ホントに無理なら
 誰か他に頼むけど…。」

周りを見渡す梓ちゃんにつられて、
私も周りを見た。
みんな、
それぞれの仕事で忙しそうに、
でも楽しそうにしている。

そんなの、迷惑掛けちゃうだけじゃん…。

「分かった。行ってくる…。」

「ごめんね、よろしく頼んだ!」

「う、うん!」

大丈夫かな…?