君と出会った記念日。

Yuki*side

なんでか、千里と夏希が意気投合してる。
さて、どうしたものか…。

「っていうか、夏希は何しに来たんだよっ。」

「え?
 あー、忘れてた!
 勉強教えてもらおうと思って~。」

「勉強?なんで?
 お前のほうが頭いいだろ?」

夏希はいつも学年トップを維持している。
対して俺は学年の真ん中あたりだろうか。
頭は悪いわけじゃない。
いや、悪いけど。

せっかくいい所受かったんだし
(不純な志望理由だが)、
少しは頑張ってみようと思った結果がコレだ。