君と出会った記念日。


振り返って、家に入ろうとする。

「千里?」

「…あ、えっと…。」

玄関の前に、千里の姿。
夕暮れの太陽の光が千里と俺を照らす。

「彼女?」

唐突に出た言葉。

「え?」

思わずきょとんとする。