君と出会った記念日。


この野郎…。

「そうだけど?」

「ふーん…。」

「……今日は早く帰んないんだ?」

いつも超特急で帰るのに。

「うん、まぁね。」

「…どうしたんだよ?」

「いや、えっと…。ごめっ…。」

急に溢れ出した涙。
驚きはしない。
いつもそう。
コイツの涙はどうしてか、
俺の心を痛めるだけのものなんだ。