君と出会った記念日。



はたからみれば、
私が誠くんに連絡先とかを
教えてる姿で。

だから亜衣は誤解したんだ…。

「亜衣、あのね…。」

言おうとして、やめた。
亜衣が、泣いてる…。
それに、誠くんが好きなのは…。

「…っ。」

「それは、どういう意味?」

亜衣には、無言の肯定に見えたらしくて。

「…千里、最低!千里なんかと
 仲良くするんじゃなかった!」

「…!!」