君と出会った記念日。

「だから、私に隠れて誠くんと
 仲良くしようとしたの?」

「ま、待って、それ、どうして?」

「私の気持ち知ってるのに、
 協力するって言ったのに!
 私のことよりも、
 自分の方が大切だったの!?」

「え、亜衣?
 なんで?私は亜衣のこと、
 大事に思ってるよ、
 なんで、そんな…。」

「じゃあ、これは何!?
 なんだったの!?」

「…!!」

みせられたのは、
写真で。

昨日の、放課後、
誠くんに亜衣のメアドを
教えてる私の姿。