君と出会った記念日。



その日、
なんだか皆に見られてる気がして。

なんだろう。
私、何かしたかな?

帰りの準備をしてる時、
気まずそうに、亜衣が寄ってきた。

「千里、一緒かえろ…。」

「あ、うん…。」

なんだか、すごく嫌な予感がした。

「亜衣…」

「千里、ほんとの事を教えて。
 千里、誠くんの事が好きなの?」

「え?」