君と出会った記念日。



気になってしまうの。
人間の性。

「…亜衣?」

「え!?」

「…そっか。亜衣なんだ…。」

亜衣、両想いだよ。
良かったじゃん。

「ねえ、亜衣のメアド、教えるね。
 携帯貸して?」

「え、でも…。」

「大丈夫。亜衣なら怒らないよ。」

「そういうことじゃなくて…。いいの?」

彼が気にしてたのは、私のことみたい。