君と出会った記念日。


8ヶ月も待った。

待ってもらった、のかもしれないけど。

「お邪魔しますっ。
 あれ?那菜ちゃんは?」

「学校。友達時々つれて来るんだ。」

「そうなんだー。」

那菜は前よりも
明るくなったような気がする。

母さんのことで
一番ショックを受けていたし、
当然といえば当然なのかもしれない。

「千里、」

「ん?」