君と出会った記念日。


今の場所は、南高の校門前。

時々声をかけられたけど、
千里だけをただずっと待っていた。

「ゆう君?」

「千里、今日は何の日か分かる?」

きっと分からない。

覚えてるわけがない。

だって、出会いは突然。

「…分かるよ。」

いつもの、楽しそうな笑顔だね。

分かる?ホントに?