君と出会った記念日。


深く刺された横っ腹。

もう死んでもいいと思った。

だからそのままにして、
腕だけを止血した。

ホントは腹も止血しようと思ったけど、
だるさに負けた。

ずきずきと痛む。

この体勢だと、見えない。

きっと千里は気付かない。

それでいい。

それでいいんだ。