君と出会った記念日。


「僕が、いたから…?」

手紙には、

俺を家に置き去りにして、

全てに鍵をかけたと書いてあった。

最後に、

『夕貴がいたから、
 私の人生が壊れた。』

そう書いてあった。

父さんも、帰ってこない…?

母さんも?

那菜も?

これが、母さんの選んだ道。

俺が、死ぬ事を望んだ。