君と出会った記念日。


いつも手にはナイフが握られていた。

俺は怯えながら暮らしていた。

そんな中だった。

母さんは那菜を身篭った。

母さんが入院してる間、
多分この時が一番平和だった。

その時、母さんの代わりに
俺の育て役というのか。

料理を作り、楽しそうに話をしてくれる人。

俺はその人に教えられた。